第三関節

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特に、オクターヴ等の広い音を取る時に、第三関節が凹んで、手が熊手の様になることがあります。

今日の生徒さんとも、検証してみたのですが、第三関節を凹ませたままの状態を維持してみると、指にも手首にも力が溜まって行くのが分かりました。終いには、肘に近い筋肉まで固くなりました。
なるほど、これも無駄な力につながりそうです。
実際に、自分でも色々試してみましたが、最終的には肩まで力が入り、重心が高くなってくるのを感じました。そして、その時は、音にもとっても斑が出ました。
無駄な力は、さらに無駄な力を生むのですね…

原因は、先日お話しした、3,4,5指の苦手意識ではありませんが、そういった思い込みも、多分に関係しているようです。

「出来ない」と思わないことで、一歩前進出来ることがあります。
この、関節を凹ませないことも、まず、凹まない状態を確認して、維持するところから、初めてみるといいと思います。
凹んでしまったら、また初めから、ゆっくり形を作り直します。
この練習は、身体の軸がしっかりしていると、とても弾きやすくなることも、体感できますので、一石ニ鳥です♪

何を隠そう、私は過去に「出来ないです!」を連発して来ていまして(笑)
最初にそう思わないように、結構な訓練?が必要でした。
心理学的にも、「出来ない」とか「難しい」等の言葉は瞬時に体を緊張状態にすると言われています。
そんなところからのアプローチも、たまにはいかかでしょう?
意外と出来ることが多いですしね♪

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