月別アーカイブ: 2014年1月

直前でこんなこと!!??

本番が近付いて来ると、色々な面で変化があります。
きっと、プロだって変わらないと思いますが、
これは、何度経験しても、いい思いのするものではありませんね。
今回も、明後日に本番を控えているにもかかわらず、
暗譜が吹っ飛んだり、ごちゃ混ぜになったりしています。
良くあることです(笑)
ステージで、鍵盤の位置すら分からなくなることだってあります。
気持ちが舞い上がってきているからでしょうか…
まだ、ピアノを再開して間もない頃は、
年一度の発表会で、口から心臓が飛び出すんじゃないかと思うほどでした。
手足も震えて、感覚も何もなくなります。
そんなことじゃ、いけないと思って、いろいろ挑戦が始まったわけですが、
形は変化していても、未だに普段通りではいられません。

そして、今、どうするかと言いますと、
どうすればいいかを考えて、実行するしかありません。
この時、決して精神のあり方とか、心が弱いとか、気持ちの問題にしてしまわないことが、秘訣だと思っています。
客観的に、見て、対策を練る。それがどれだけ有効かは、去年の青葉の森のコンサートで体験しました。
その辺りはまた改めるとして…今は、簡単です。
暗譜を確認しなおして、正しく定着させればOKです。
私は、楽譜を見ながら弾くことと、空で歌えるかどうかと、片手筒の暗譜の確認をしています。
かなりの確率で有効ですが、結果は終わってみないと分かりません。
ああ、無事に済みますように…

成功に結び付ける方法は、一つではありませんし、人それぞれですので、一つ一つ、経験を重ねるたびに記録を付けるなどして、自分だけの成功ルートを見つけてくださいね。
それが出来上がったら、最強です!
私も頑張ります(*^_^*)

脱力ってなんだろう?

本番を一週間後に控え、いよいよ力みが強くなってきました!
あれだけ気を付けているのに、手が重いです(^_^;)
弾いている最中の、脱力が出来ていないからですが…

さて、ピアノのレッスンで、この「脱力」ほど、
理解に苦しんだものはありませんでした。
今思うと、イメージが先行して、そのイメージ通りにするためには
何をどうしたらいいか、が、はっきりしていなかったからだと思います。

全く理解に苦しんでいた時、何よりも疑問で仕方なかったのが、
「力を抜いて弾く」のに、腕を回すとか、肘を回すとか、手首を回す
などの動きを求めらるたことでした。
「動かす」ことが目的になると、動かすために力が必要になるので、その時点でもう、
必要以上の力が入っている状態になると思うのです。
力を抜くのは、無駄な力を使わず、必要最小限の動作で弾くためです。
そのために、この動きは本当に必要なのかしら?と、アルペジオで腕をくねくね回しながら考えていました。
腕はすっとおろした状態で、手首を上下させずに横にスライドさせた方が、効率がいいのに…
音階だって、手首を回すことが先行すると、返ってスムーズじゃない気がするんだけど…
でも、教えられていることが100%正しいに決まっていると信じていたので、疑う余地はありませんでした。
肘が痛くなっても、腱鞘炎になっても、
「指の力がないから」 「筋力がないから」 と、言われるままに思い込んでいたのです。

沢山の本を読み漁り、指にウエイトを付けたり、手の甲にウエイトを付けたり、指だけで重いものを持ち上げたり、握力を鍛える道具を指先だけで握ってみたりなどなど、様々な筋力トレーニング?を試しているうちに、とうとう慢性化したテニス肘の痛みが悪化。
しばらくピアノを弾けない日が続き、自分が試してきたことが、「脱力」の習得にはつながっていないのではないか?と、見直すきっかけになったのでした。

「ピアノの音がふにゃふにゃになって良いんです。」
そう言われたことがスタートでした。

まず、腕や肩に力が入っていない状態を確認することから始めましょう♪

ハイドンのその後

さて、いよいよ本番が5日後に近づいて来ました。
回を重ねるごとに、自分の心境や体の変化も、
経験として積み重なって来ているので、
ああ、いつものだな…なんてことはかなりわかるようになってきたのですが、
緊張しますね(笑)
やっぱり緊張します。
注射の前に神妙になって、
終わると急に滝のように話し出した、次男の幼い頃を思い出します。
人間幾つになっても変わりませんね~

さて、今の時期に気を付けないとならないのは
私の場合は、「根を詰める」です。
弾きすぎて、というより、押しすぎて、返って体の不調を引き寄せてしまいます。
今年の初めもそうでした…
そこで、繰り返さないように、方法を変えます。

練習の内容は 
  
  通して弾く回数を減らす
  片手練習、リズム変え、ゆっくり練習
  机で動作の確認

練習中は体の使い方の確認を中心にします
  
  重心はどこにあるか
  余計な力が入っていないか
  動きが大きくなっていないか など

弾いていないときは

  何かしていても音楽を頭の中で流す

これで、最終的に、本番直前にかつ丼が食べられるようになれたら、言うことなしです(*^_^*)

学校との狭間で…

ピアノを教える中で、一番大切にしていることは、
「姿勢」です。
気持ちの面などではなく、物理的な姿勢です。
座り方や、手の形、指先のどの部分で鍵盤に触れるか、などなど…
将来的に、身体に負担無く、美しい音、自在な調整が出来る弾き方に結びつくようにと思っているのですが、最近問題にぶつかっています。
せっかく、何年かかけて身についてきた物が、本の数週間で失われるのです。
なぜだろうと、不思議でしたが、原因の一つに学校での伴奏があるようでした。
「聞こえない」と言われてしまうらしいのです。
それ以来、毎回毎回レッスンに来る度に、まず、
ガンガン叩く弾き方を修正しなければいけなくなりました。
学校で、伴奏するのは、年中ではありません。
ピアノを習ってきた年数の方がはるかに長くても、
先生の一言であっという間に変わってしまいます。
正しい姿勢が何をやっても崩れないほどにまで定着していれば、まだいいのでしょうけれど、まだそこまで行かない子供たちには、更に大きな問題です。
また、資格取得に必要で習い始める場合にも、学校の影響力はとても大きく、
これだけ脱力について多くの講座や書籍が出回っているのに、実際には脱力を維持した姿勢を崩すような対応が多いようで、驚きました。
音楽の専門か、近い方が接しているでしょうに、残念です。
子供の状態を見極めた上での声掛けは出来ないものでしょうか?
まだ、ピアノを弾くために必要な、骨格や関節の力などが出来上がっていない子供に、大人がすることと同じレベルのことを求めていないでしょうか?
自分のしてきたやり方、教わったやり方を、
すべて正しいこととして提示していないでしょうか?
自分のことも含めて、考えさせられた一件でした。

やった~!

ブログの引っ越し、完了しました!
できたできた~❤

スタードメインを使っているのですが
どうも、そちらの方でのDNSレコード設定が
上手くいっていなかったようです。
Bloggerに必要な設定以外の物を削除したら
表示されるようになりました!

でも、設定したのが2日前だから、
単純に反映し終わっただけかもしれませんね(笑)

結果おーらいということで(*^_^*)

お引越し

WordPressから、Bloggerへ引っ越し中です。
理由は…
テンプレートのデザインが美しい❤

文字や色、レイアウトなど、
「こうしたいのに~」と思う設定が非常に簡単にできる❤
他、動画の埋め込みもリンクの貼り付けも簡単にできそう❤
だからです。
WordPressも、きっと簡単にできるんだと思うのですが、
何もかもが初めての私には、沢山の時間が必要そうでした。
Bloggerはさらに簡単です!

ということで、今後はこちらで運営していきます。

だからBloggerがいいよって言ったでしょ~
という友人の声が聞こえてきそうです(笑)

今回とても役に立ったリンクはこちら 
早速リンクを貼ってみました!


どちらも、とても分かりやすいです!
独自ドメインの反映には、少し時間がかかるようなので
しばらくはあれこれカスタマイズして楽しむことにします♪

分かっていても難しい「調号」

保育士資格を目指している生徒さんに、楽典のフォローをしています。

先日、調号についてのフォローを考えている時に
「10分で覚えられる…」なんていうサイトに出会いました。
またまた~ありがちなサイトだろうな~と、思いながら見てみましたが、
これがなかなか良くて驚きました!
確かにこれなら10分で(個人差はあるでしょうけれどw)覚えられそうです。
しかも、方法を習得してしまえば、試験の問題もさっと解けそうです。

「分かっている」 ことと 「教えられる」にはギャップがありますね。
それだけ、自分の理解が浅いことを思い知らされます。
楽典の本は、沢山出ていますが、今回は

自分が理解できるか
生徒さんに分かりやすいか

の視点から教材を選ぶ大切さを学べました。

「ゴールは一つ、でも、そこへたどり着く道は何通りもある」
どなたかの言葉を、ふと思い出したのでした。

簡単調号暗記 リンク
http://matome.naver.jp/odai/2136511911915125501
参考書籍 楽典の基礎理解に…練習問題も充実していて、実際に問題を解きながら学習できます。

ハイドン Hob-XVI 37, 1楽章 その3

音や表現について考え中、というか、悩み中、というか、迷走中、です。

何度か録音を取っているのですが、
ここの所、どうも音をただ並べているようにしか聞こえない。
ということは、人にもそうしか聞こえない、ということなのですが、
そこで、強弱とか、間、とか、いろいろ考えるのですが
大抵、古典で強弱をつけると、「楽譜に何も書かれていませんよ?」
と、先生からのご指摘を受けますので、基本、それらは無し。
では、どうすればこの「音並べ」から、活き活きとした音楽に出来るのでしょう?
拍感かな~テンポかな~あれこれ考えて進みません(笑)

と、こんな状況の中ですが、
毎年恒例で楽しみにしている「プロジェクトQ」という
弦楽四重奏のイベントを聴きに、行ってきました。
今年はショスタコーヴィチでした。
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏は初めて聴きましたが、
曲の作り?流れ?がとても面白く、
こう行くだろうという期待を裏切られる場面が何度となく続き、
そのインパクトがピアノ曲より強く残ったのが不思議でした。
ロシアを連想させる、独特なメロディーも興味深く、
灰色の世界の中に浮かぶ、色とりどりの建物を想像させられました。
(素人感想ですので、言葉足らずです。すみませんw)
そして、何よりも興味深かったのは、「音作り」です。
私にでも分かるくらい、一つ一つの音に対するこだわりというか
その表現に至るまでの道のりを感じさせられ、圧倒されました。
ああ、こんな風にそれぞれの音や、それぞれの響きやハーモニーに、
命を吹き込めたらいいな…と思いました。
煌びやかな高音のユニゾンや、かすれたような色の和音の響き、
静かに横たわる低音に、細心の注意を払って演奏されるフレーズの終わり
ピアノで出来るようになりたいな!
この四重奏の感じをハイドンで出来ないかな!
と、考えながら帰宅しました。

さて、その後の練習では、もっぱら弦楽四重奏になぞらえた(つもりのw)
音を追及しようと、あれこれ試行錯誤が始まりました。

なかなか難しいけれど、
「どのように弾きたいか」
この思考にやっとたどり着いた気もして、嬉しくもありました♪

ハイドンとショスタコーヴィチでは、時代がかけ離れていますけれどね(笑)

アルペジオを美しく弾くために

「アルペジオ」は、使われない曲を探す方が
難しいのではないかと思うほどですね。
以前、ドビュッシーのアラベスク1番で学んだことですが
アルペジオは、ペダルなしで指でつなげて弾けるようにすると、
美しいレガートになります。
そんなのは、当たり前!ですが、
中には、かなり音が離れている場合もありますので、
指でつなげるにも限界がある、と思っていました。
実際、「切って素早く移動させる」とか
「腕、肘、手首の回転を加えてつなげる」
と、教わったこともあり、そうしないと弾けないでしょ?
というのが、私の考えでした。
手も小さいし、尚更です(笑)
でも、その思い込みを取り払うと、
以外にもつなげて弾けるところが多くて、びっくりでした。
手の大きい人の様にはいきませんので、
手首の角度、指使いなど、色々と調整が必要ですが…
でも、「出来ない」と言う程でもないです。

それ以来「出来ない」は禁句になりました。
もちろん教室でも禁句です♪

ハイドン Hob-XVI 37, 1楽章 その2

先日、ピアノサークルの発表会に参加してきました。
お正月にどれだけサボっていたかが、ばればれの演奏っぷりを披露していまいました(^_^;)
その上、知らぬ間にあちこちに力が入っていて、
翌日は体がだるく、練習しても手首と腕がすぐ疲れて重たくなりました。

原因は、わかっています。
邪な?気持ちがあったからです。
ハイドンやモーツアルトやベートーヴェンの初期のソナタは
どちらかと言うと簡単に思われる傾向が強いと感じています。
ピアノを学んで来た方は、みなさん子供のころに弾いているからでしょうか…
聞く人にも難しさを感じさせる曲に比べると、難しさが伝わりにくいというか…
そして、そういう気持ちは、私の中にもあるのです。
(そういった曲の難しさに直面しているにもかかわらず!)
だから、「すごいな~」と思う曲を披露される方たちの中で、
この曲を弾いて、しかも内容がへべれけだったので、滅入ってしまっていたのです。
気持ちが滅入っているときは、自分を客観視するのも難しくなります。
焦る気持ちや、否定的な感情は、なおさら身体を固くしますね。

さて、がっくり落ち込んだ後、
タイミングよく、私の先生からアドバイスを頂く機会に恵まれました。
それは、「自分の身体と対話して」 と言う内容でした。
これはなかなか効果的で、一瞬にして力みがなくなったのは、驚きでした。
そして、「対話」方式にすることで、思考も、より柔軟になることは大きな発見でした。
「自分の身体と対話」は、「自分の考えと対話」にも、「自分の行動と対話」にも、
「音楽との対話」にもつなげられそうです。
その中で、「私はどうする」か、まとまりが出来てくるように思えます。
それは『自分軸』をさらに強く太くしていくでしょう。

しばらくして、何人かの友人から、
どう弾こうとしているのか、目指している部分への感想をいただき、涙が出るほどうれしかったです❤

そういえば、こんなことが去年の青葉の森リレーコンサートでもありましたっけ
「愛の夢の最後のカデンツの響きがとても美しかった」と言われたことを思い出しました。
すごいね!ではなくても、人に伝わるものがあるのですね。
今日も練習頑張りましょう♪

最近のメニューは・・・

  • 両手でリズム替え
  • 片手ずつ
  • 出だしの拍感⇒2拍子へ
  • 親指の柔軟性(特に左手)
  • とてつもなくゆっくりのテンポ、めいっぱい速いテンポ
  •  
    です(*^_^*)