月別アーカイブ: 2014年9月

先日の振り返り

SNS上で、ぶつぶつと呟きましたので、既にご存知の方が多いと思いますが
先日は散々な演奏をしてしまいました(>_<)

一つずつ見て行きますと…

【弾く前】

「目の前で曲が鳴っている状態までのイメージを持つこと」

曲は流せましたが、「目の前で鳴っている状態」には程遠かった。
原因は、切り替えの悪さだと思いますが、対策はまだ見つかりません。
日々の練習の中で、弾く前のイメージの持ち方を定着させて行くしかないかな?

【演奏中】

「先日のレッスンで得た響きを再現すること」

全く再現できませんでした。
一瞬でも感じられたらいいな、と思ったのですが…

「その為の体の使い方を工夫すること」

これが、最大の課題?問題?になりました。
体が硬直して重心が前にかかっていくのまで分かっているのに
コントロールが出来ませんでした。
そして、身体のコントロールが出来ない!
と思った瞬間、意識は全てそちらに集中してしまい
曲や音どころではなくなりました。
これは、上の目標に辿り着けなかった原因にもなっています。
テンポの設定が早かったかな…

「離れた音が多いので、鍵盤に触れてから押すこと」

これは辛うじて出来ていたことの一つかな(^_^;)

とまあ、こんな状態でした。

やはり、本番で得るものは大きいですね!
これだけの「出来なくなる」は、いつもの練習だけでは決して得られません。
それに、この悔しさ!!!!!(笑)
普段、どれだけ意識せずに弾いているんでしょうね~

刺激は自分からどんどん受けに行かなくては!
と、心も新たにしたのでした。

切り替え、イメージ、通して弾く集中の仕方

逆に、いろいろ考えず、弾く事だけに集中したら良かったかな?
等々、色々考えますが…
取りあえず、練習中に、弾いている曲だけに集中出来る様にはしたいです。

なんて考えていたところ
昨日から家の改修工事が始まりまして…
工事の大きな音、沢山の人の出入り、開けっ放しの窓と玄関
という、普段では有りえない、美味しい状況がやってきました♪
これを利用しない手はありません。
と言う訳で、工事を気にも留めず練習に励んでいますw

テレビの音を聞こうにも、いつもの倍に設定しても聞こえないので
きっと、ピアノの音なんか聞えやしないだろうな…と思っていたのですが
結構小さな音でもちゃんと聞こえるんですよ!
これは面白い発見でした。
力の入っていないタッチ程、良く聞えます。
先日のレッスンで体験したことを
こんなところで再認識出来るとは思ってもいませんでした。

「得るものがあれば、それは成功です!」
「雰囲気がとっても出ていました!」

そんな嬉しいメッセージに、また背中を押してもらいました(*^_^*)

何でもかんでも前向きに❤

さて、次に向けてがんばるぞ~♪

人前で演奏する

今日は、シャンテ八千代さんのクラシックカフェコンサートに参加します。
遠い昔は、年に一度の発表会で、心臓が口から出るか、
意識を失って卒倒するかと思われるほど緊張したものです。
今でも、普段と違った環境での演奏は、緊張して手足が震えますが…
その環境でしか得られないものはとても多いので、
生徒の皆さんにもどんどん体験してほしいと思っています。

さて、今年の2月の発表会に参加して以来の事なので、
私もどういう風になるか、分かりませんね。
起こり得る沢山の最悪の事態を想定しつつ、
でも別に取って食われる訳ではないし、と、開き直っています(笑)

先日、参加する生徒と一緒に、「本番での課題」を考えました。

弾く前にやる事…
拍とテンポを取る、姿勢を整える、曲を頭の中で流す、等々
それから、演奏への目標です。

どうしたら、自分を軸に演奏できるか、
自分だけの方法を見つけられる良い機会です。

私も、課題を決めました♪

弾く前は、
目の前で曲が鳴っている状態までのイメージを持つこと
演奏中は、
先日のレッスンで得た響きを再現すること
その為の体の使い方を工夫すること
離れた音が多いので、鍵盤に触れてから押すこと
この4つに絞って行きたいと思います。

あれあれ、書いていたら何だか緊張してきましたよ?(笑)

では、行ってまいります(^^♪

同じ境遇

音大を出ていなくても、立派に「ピアノの先生」として、
活躍されている方は、結構いらっしゃるようです。
音大出ていなくては先生として認められない?
そういった考えの方もいらっしゃるでしょうけれど、現実に居ますのでね(笑)

ただ、良いのかな?と、ふと考えてしまったり、
教える内容等についても、考えさせられ、立ち止まることは沢山あります。
でも、それはきっと、どんな先生でも一緒でしょうし、
いつも自分に問いかけ、見つめなおしたり考えたりすることをせずには、
教えることも出来ないでしょうし、自分自身の成長も無いと思っています。

同じような境遇の先生の悩みをお聞きすることもありますが、
生徒さんが目の前に居るんです。
まず、その現実と、しっかり向き合う事が、
一つの解決方法になるのではないかな?と考えます。

私も、迷いが出た時は、その事実に立ち返り、その全てと向き合うことにしています。
そうすると、ぶれている場合ではないな!と…(*^_^*)

それから

自分がなぜ、教えることを選んだのか
何を教えられるのか
どのレベルまで教えられるのか
何を伝えたいのか、何を持ち帰ってもらいたいのか

などを、もう一度見直します。

何度も繰り返すうちに、自分自身の軸もしっかり固まって来ます。

(なんて、いつも背中を押してもらってばかりなのに、
偉そうに書いてしまいました。お許しを~(^_^;))

悩まれている先生、
どうぞ、目の前の生徒さんを大切に、
そして、自分に自信を持ってくださいね❤

コンサートのお知らせ♪

三鷹市民文化祭「午後のクラシック」

ピアノトリオ「trio du crossant」
安藤瑛華(vl)、秋津瑞貴(vc)、吉橋雅孝(p)
ブラームス作曲 ドッペルコンチェルトより第3楽章

場所:三鷹市芸術文化センター 

お近くの方ぜひ足をお運びくださいませ♪
先日書いた「がさがさ、かさかさ」の音を体感できますよ(*^_^*)❤

この瞬間に

ご縁と機会に恵まれて…なのですが、肩書も何も無い私が、ピアノを人様に教えているのもどうなんだろうと、時折疑問を抱かずにはいられません。
ですが、やっていて良かったな~と思う瞬間に出会う度に、そんな疑問も吹き飛びます。

先日は、幼稚園生の生徒が、思いがけず私の伴奏で歌を歌ってくれました。
教えているのはピアノです。
でも、こんな瞬間が私は大好きです。
ピアノを通して、世界が広がったり、繋がったり、そこには必ず誰かの嬉しい顔があります♪

振付きで歌ってくれて、ありがとう!
今度は終わりまで歌おうね。
私も練習しておきます(*^_^*)

とうとう入口に立ちました?

日曜日に、自分のレッスンがありました。
2010年12月から吉橋先生のレッスンを受けるようになって、もうすぐ丸4年になりますが、先日のレッスンで、今まで教わって来た事全てが一塊になったような感覚を覚えました。

「ああ、全てはこの為だったんだ…」

この日のレッスンは、私にとって、本当に特別なものとなりました。
プロ(先生)との差を目の当たりにして、その差の大きさに愕然となって、悔しくて涙が出た日が、懐かしく思い出されます。
そもそも、誰と比べてるんだって話ですけど(笑)

全ての音の響きが生きる演奏、そのための体の使い方、脱力、タッチ、その他もろもろだったことを、体感出来ました。
帰宅して、家のピアノでも、教室で得た音を再現出来て、飛び上るほど嬉しかったです。

「やっと、基本に立ちましたね」
先生からの言葉です♪

この感覚を忘れることなく、また、伝えられるまでに自分に定着させたいと思います。

どんな音か、気になりますよね?
がさがさ?、かさかさ?そんな音です(笑)

一つでも持ち帰ってもらえたら…

今日は、大人の生徒のレッスンでした。
モーツアルトのソナタに挑戦中で、来週20日に某スタジオのカフェコンサートにて演奏予定です。

最初に弾いた後で、ご自分でも「何をどうしたいのかが分からない」と仰っていましたが、その原因は、「表現」についての疑問から来ていたようでした。
曲を表現する事の本質をあまり考えない、抽象的な教わり方が関係しているように思われます。
私も、表現すると言うのは、いったいどういう事なのか、随分考えさせられました。
未だにはっきりした結論は出ていませんが、一つだけ、その曲の表現したいことに近づけば近づく程、「自分の表現」からは離れて行くのかな…と感じています。
「だから、沢山の曲を聴きなさい。まだまだまだまだぜんっぜん足りませんよ!」と、先生にもお尻を叩かれながら、追求中です(笑)

さて、曲の表現もさることながら、全体的に弾きにくそうだな…と感じられましたので、今日は何か所かを部分的に弾きにくさの解消を探っていきました。
特に和音の移動で、どうしても力みが入っていたので、

肩甲骨からの動きの確認
指先から鍵盤に伝わる重みが直接下に掛る感触の見直し
鍵盤を弾き終わった後の指を上げる動作を取り除く
第三関節を支点に、指先を立てる
弾く直前の手首の動き(上下の揺れ)を取り除く

と、こんな内容を一緒に考えながら進めました。

試行錯誤の後、
「あっ!!!!」と、目を輝かせる姿をみて、何かご自分で得られたことを、確信しました。
もちろん、聴いていてもその違いは分かりますが、感じ取ってくれた瞬間が、何よりも嬉しいのです。
その経験は、生徒自身の物です。
いつも、何か一つ、ちょこっとだけでも、持ち帰ってもらえたらいいな、そう思いながらのレッスンです。

さて、私も試行錯誤の続きをしましょうか…(*^_^*)