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グラドゥス・アド・パルナッスム博士の16分音符で苦労しているところへ、ハノンを投入です!
吉橋先生から伺う、教材に対する考えは(その他もですけどw)、いつも目からうろこです。
私なりに、先生がここでこれをさせるには、こういう目安があるからだろうな…と、想像するのですが、大抵外れます(^_^;)
今回のハノンは、ちょこっ当たりの部分もありましたが、まだまだ、考察が浅かったです。
今何が必要か、そのために何をどう使うか、使用する教材や、指導の内容も、全てが連動していて、生徒一人一人に考えられていて、感服させられます。
先生の指導を見ていると、自分自身の課題の持ち方などに対するヒントも沢山あり、「自分の足で立つ」ことの大切さまで、教わるのです。
さて、「指を鍛えるため!」「粒をそろえるため!」「早く弾けるようになるため!」
「プロのピアノストに近づきたければ、毎日ハノン全曲を1時間で弾きなさい!」を、信じ切っていた私は、その通りに、ハノンを半分寝ながらも、弾きまくっていました。姿勢も、タッチも、動作も、思考も、何もつながらない状態で、ただただ弾くだけ。「ハノンを毎日全曲弾けば、プロに近づける。」「チェルニーの50番が終わったら、ショパンのエチュードを弾ける。」本気でそう信じていました。
結果は?・・・ハノンとチェルニーに膨大な時間を割いた割に、難しい曲は弾けても弾けるようにはなりませんでした。
目的が何か、を、取り違えてしまっていたのです。
ハノンを毎日全曲弾くことと、チェルニーを60番まで弾くことが目的になってしまっては、「演奏する」ことからは離れてしまうのだろうと思います。
改めて隅々まで見てみると、「力強くなる」「素早く動く」「つなげて4回弾きなさい」「どの音もはっきり」「手首を柔らかくして手首から先を上下させて弾く」などの言葉が目に留まりました。どれも、良くない弾き方を招く恐れがある書き方だな…と感じます。本当にハノンさんがこれを書いたのかな???疑問に思いつつ、練習に戻りました。
「骨格で押せるようになっていますね。」
出来てきていることもまた一つ見つけられました。
明日も16分音符との戦いです(*^_^*)
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