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先日、「アップライト?グランドピアノ?」について書きましたが、今の時代に外せないこの問題もありましたね。
えっと…どっちでもいいかな(笑)
実際、私がピアノを弾く時に必要な基本姿勢を、理解出来るようになったのも、あまり胴体を動かさずに弾ける曲を学んだことが、大きく影響していると感じています。
さて、電子ピアノでの問題(とされる)点を挙げてみましょう。
*鍵盤が軽い
*タッチが本物と違う
*音が違う
大きくこの3つでしょうか。まとめると、案外少ないですね!ちょっと驚きました。
そして、この問題(とされる)のために、
*指の力が着かないから、本物のピアノを弾けなくなる。
*音の出し方が違うから、表現力が着かない。
などなど…
中には、電子ピアノやステージピアノでは、アコースティックピアノは弾けなくなる!なんていうご意見もありました。
鍵盤の重さと言いますが、感触の違いの部分もあります。
重さ的には果たして何グラム違うのでしょう?友人の実験によると、アップライトピアノの鍵盤を押すのに必要なのは、約60gでした。
実際、ピアノを弾く姿勢で、量りを中指で触ってみると、軽く80g前後の目盛りまで行きました。
更に、腕の力も抜くと、200~250g位。
それを支える指先は、結構力持ちですね。
重さの違いと言っても、その中での何グラム何十グラムか、の話です。
本来の指の力を考えると、あまり影響は無いように感じます。
また、タッチや、感触は、同じメーカーのグランドピアノ同士でも違いがあります。
調律によっても変化しますし、気候によっても左右されます。
最近の電子ピアノは、随分と改良されていて、感触も、よほどグランドピアノに近いのではないかな?と思うような機種もあります。
指先での調節は、アコースティックより神経を使うのではないかと感じたこともあります。
ピアニストが演奏される電子ピアノの演奏は、やっぱりプロだな!と思わされますし…
少なくとも、ピアノが弾けるようになるために、ちまたで言われているほど、問題にはならないと思うのです。
それよりも、「電子ピアノではピアノを弾けるようにならない」と言う考えの方が、よほど問題ではないかと感じています。
前にも書きましたが、ピアノは持って歩けるわけではありません。
どこで弾いても、どんなピアノで弾いても、自分の目指す演奏を実現させるには、変化に対応出来る柔軟性と、その土台になる軸が、とても大切だと、常々感じています。
家のピアノだけではなく、色々な場所で、色々なピアノを弾く機会があれば、その手助けになると思いますし、良く聴ける耳、演奏に必要な思考回路などは、ピアノ以外でも身に付けられると思います。
私は、習い始めは、りかちゃん人形の玩具のピアノでした。鍵盤が足りなくなって、当時バイエルの付録に付いていた、紙の鍵盤になり、アップライトピアノが家に来たのは小学校3年生の時。叔母が使っていたとても古いピアノでした。しかもそのピアノが調律された記憶が殆どありません(笑)。父も母も、楽器には疎かったか、金銭的な問題があったのでしょうね。
結婚してすぐ社宅住まいで電子ピアノを壊れるまで使い、今のアップライトピアノに至ります。
だからその程度なんでしょ?!と言われればそれまでですけれどねw
主体は、演奏する「人」です。「アコースティックでなければいけない」と言う固定観念に囚われず、ピアノを弾く楽しみを味わえる方が増えることを願っています。
量ってみると、指それぞれにも違いがありました。
また、姿勢の取り方、手の形、支点にする指の関節によっても重さが変わります。なるほど、だから姿勢と、第三関節なんですね!
それについては、また改めて書きたいと思います❤
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