棚から牡丹餅

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21日からの3連休で、箱根旅行に行ってきました。
温泉に、美しい山々に湖に、すっかり心を洗濯してもらえた心地です。

この月曜日は、旅の後片付けに追われ、気付くと、4日間ピアノを弾いていませんでした。
「絶対毎日触らないといけない」「1日触らなければ3日前に戻る」そう思って過ごしていましたので、めったにこんな機会はありません。
1日目は、ピアノを弾きたくて、仕方がありませんでしたが…

そして昨日、4日も触らないで、さぞ衰えていることだろうと思いながら、久しぶりに弾きましたが、不思議なことに、思ったほど衰えていませんでした。
以前は、もっと、色々なことを忘れて?出来るようになっていたことも、逆戻りしていた記憶があります。それが嫌で、毎日練習を欠かさなかったのですから。
それに、身体の力みがすっかり無くなっていて、より体の軸や、脱力の感覚をつかめる気がするほどでした。ちょっと余分な力が入ると、その違いが面白いほどわかるのです。
棚から牡丹餅❤です。
少々拍子抜けでしたが、ピアノに触らなかった時間のお蔭で、思わぬ収穫を得ることが出来ました。

さて、こんな牡丹餅を、ただもらっただけで終わらせておくのはもったいないと、今日は1日、その理由を考えていました。

まず、脱力の感覚ですが、この感覚を以前にも増して得られたことには、脱力しているつもりでも、抜け切れていなかった力みが取れたことが、大きな理由だと思います。
旅行中の行動などを振り返ってみると、とにかく良く歩いていました。
食事も、野菜中心のバランスの良いものでしたし、早寝早起きでした。
後は、スマホやパソコンに向かう時間が圧倒的に少なかったので、それも関係あるかな…
と、このあたりが関わりがありそうに感じます。

そして、逆戻りについてですが、一つ思いついたのは、「頭を使って練習していたかどうか」の違いです。
毎日練習しないと3日前に戻っちゃう!と、ただがむしゃらに練習していた時と、明らかに違うところはその部分です。
何を得るために、どうすべきか、を考えて、動作と思考をつなげようとしていたことが、ほぼ同じところから再開できた原因のような気がします。
ひょんなことで、日頃目指していることの効用?を再認識しました。

もう何年前になるでしょうか、NHKのスーパーピアノレッスンで、ジャン・マルク・ルイサダが「日本人はピアノばかりを練習しすぎです。7時間ピアノを弾くなら、4時間は他の芸術や文学や、ピアノ以外の勉強をすべきです。」と仰っていたことを思い出しました。

こんなところでも、「ねばならない」に縛られていた自分に出会いました。
遠回りだったり、余計なことだったり、絶対だめだ!と思っているようなことからも、ちょっと見方を変えてみると、得るものがある様です♪
心と体を柔軟に、視野は広く!ですね。
そして、ねばならない、からも少し距離をおいてみたいと思います(#^.^#)

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